CVD(累積出来高デルタ)とは|解説ガイド

GAMMA LABORATORY ガンマ研究所

CVD(Cumulative Volume Delta / 累積出来高デルタ)は、日経225先物の歩み値(約定ごとの価格・出来高)から買い方向・売り方向のフローを推定し、時系列で累積したフロー指標です。価格チャートだけでは見えない「買いと売りどちらが優勢に積み上がっているか」を可視化します。

CVD画面の例
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・画像は開発中のものです

  • 1CVD ラージ / ミニ 歩み値から推定した累積出来高デルタ。ラージ=大口、ミニ=個人で分けて集計。
  • 2ミニのCVD推移 個人主体の需給の推定ライン。上向きは買い優勢が積み上がっている状態。
  • 3ラージのCVD推移 大口主体の需給の推定ライン。ミニと向きが逆になる場面がねじれの候補。

ラージ・ミニを分けて見る理由

ラージを(大口)、ミニを(個人)と仮定してそれぞれを分けて表示することで、両者が同じ方向なら需給の方向感が強く、逆方向に乖離している場面は見立てが割れている局面の候補として注目できます。例えば価格が上昇する中でラージのCVDが伸び悩み、ミニだけが買われている場合は、個人主導の値動きである可能性を示唆します。

価格とのダイバージェンス(見方の一例)

価格が高値を更新しているのにCVDが前回の高値を超えられていない、といった「価格とCVDの逆行」は、上昇を支えている買いの勢いが弱まっているサインとして注目されることがあります。逆に価格が下げ止まっている場面でCVDが底堅く推移していれば、売り圧力が続いていないと読むこともできます。あくまで需給の傾向を読み取るための一つの見方です。

データの性質と制限

歩み値からの統計的な推定値であり、実際のアグレッサー情報を取引所から直接受け取ったものではありません。監視速度にも限界があり楽天RSSの歩み値配信の全ての約定を漏れなく捕捉しているとは限らないため、短期的な細かいブレも生じます。傾向を把握するための参考指標としてご利用ください。